獣医師広報板トップページ動物よくある相談メニューウサギの保定
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんウサギの保定
文章:チーちゃんのママ
初出:2006/01/18
◆「動物よくある相談」利用についての注意事項
★情報は自己責任でご利用ください。
★記載されている記事は獣医師広報板の掲示板に投稿されたものが中心で、獣医師広報板の
 見解を代表するものではありません。
★飼育方法の質問は意見交換掲示板をご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

ウサギさんって怖がりで、基本的に抱っこなんて大嫌い!そりゃそうですよね。
捕食される側の動物ですから。
体を押さえられるのなんて「命の危機!」ですもの。
でもウサギさんを捕まえられないのは、何かの時に困ります。
ウサギさんはうっかり空キックをさせても、骨折することがあるので気をつけて。
ウサギの保定の仕方ご参考。 印刷用pdfファイル

1.ウサギの保定のしかた


利き手が右手の場合、ウサギの両脇に親指中指を入れます。
左手はお尻を包むように受けます。(写真1)
手首はウサギのお腹に。
手のひらで胸を受けるようにしています。(写真2)
右手の人差し指と中指の間に、ウサギの左腕がしっかり入っているのが分かりますか?(写真3)
多少暴れても、しっかり右手が脇に入っていれば外れませんから、あわてずに。
あわててどうにかしようとするのが、一番危ないと思います。
空キックで暴れさせないようにするには、このようにウサギの体を丸く持つこと。
そうすると、ウサギは足に力が入らず、キックが出来ません。

写真は手の位置を判りやすくする為にウサギを差し上げていますが、実際は人の胸につける位でやってください。
無理強いして骨折や関節を痛めても怖いので、けっして無理強いはしないでね。

2.ウサギを抱っこする


人間のお腹と左腕の間に、ウサギをはさむように抱きます。(写真4)
左手のひらで、しっかりウサギのお尻を包むように押さえています。
後肢の居心地が悪い、あるいは暴れそうな時は、左手のひらで後ろ足かかとを受けて固定します。
ウサギの前肢は下側、つまり肩口が人間の腕に乗っています。(写真5)
ウサギは怖いと人間の脇に頭を突っ込んだりしますが、視野をふさがれる方が落ち着くようです。
あとはウサギの肩を、上から右手で押さえる。
これでしっかり保定出来ます。
ウサギも安心するようで、病院で出して待つような時は、この体勢で待ちます。

3.ウサギのお腹を見る


ウサギは鶏のように魔法がかけられます。
ほら、鶏を仰向けにしてなでていると固まってしまうというアレ。
ウサギも膝の上に仰向けにすると、じっと固まってしまいます。
もっとも、上手く仰向けに出来れば、です。
右手は保定の時と同じ。
そのまま腰掛けた人の膝に乗せて、ウサギの背中を人間のお腹によりかからせる。(写真6)
そのままそーーっと人が体を後ろに引くと・・・ウサギも仰向け状態に。(写真7)
コレで足の裏や、お尻やお腹の状態を見ることが出来ます。(写真8)

ウサギの習性;動物病院などでは、犬猫などの動物と一緒になることも多いです。
ウサギはストレスに非常に弱い動物です。
身体的には骨折しやすく、折れた骨がくっつきにくい動物でもあります。
具合が悪くて病院に連れて行くことが多いことや慣れない場所で、ウサギも比較的大人しくなりがちです。
どんなに大人しいウサギでもパニックを起こすと暴れることがありますので、ウサギの性質をよく理解して事故が起きないよう注意をしてあげて下さい。

ウサギモデル:ミックス  シジミ君(2歳・♂)

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:ホームドクター・専門診療・救急:神奈川最大級のプリモ動物病院グループ様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


sawadaさんちの
2001/12/28生まれジョシュちゃん
画像募集中!!(無料)
画像集

◆獣医師広報板の主張

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
8月のBest
  1. 大阪万博ペット同伴絶対反対
  2. レース鳩の足輪を付けているドバトを見つけたら
  3. 繁殖犬の年齢制限犬のみ扱う団体は動物保護団体か繁殖業界の下請けか
  4. ドイツの狩猟法による犬猫の殺処分数
  5. 安楽死に利用されていたペントバルビタールの代替え薬
  6. TNRはいつか無くなる社会事業なのか
  7. 2022年6月に動物愛護にもケージサイズ規制、数量規制が適応される
  8. ピットブルによる死亡咬傷事件に思う
  9. 迷子動物のマイクロチップ読み取り作業、警察官や保健所職員が出来るの?
  10. ピットブルテリアは飼い主を登録制にして、毎年管理状態を行政が視察にいくべき

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)
メニュー
8月のBest
  1. 犬の保定の仕方−誰でも出来る犬のおさえ方実例集
  2. トリの保定のしかた お薬の飲ませ方
  3. 動物の殺処分、ガス室と静脈注射の特徴
  4. 治らない病気のペットの安楽死を断られた
  5. ネコの投薬方
  6. イヌの足について
  7. 仔犬の成長について
  8. あきらめないで!迷子動物・保護動物 帰宅実例集
  9. 【宿の声】ペット同伴でないお客さまからこんな苦情がありました
  10. FIV(猫エイズ)の抗体が陰転した事例
  11. 動物実験の実習など、生き物を殺さずに獣医師になれませんか
  12. インドって動物愛護の偉大な国なの?
  13. 迷子犬の保護について
  14. 死後硬直、死後強直の持続時間
  15. 法律で問われる犬の飼い主の責任と義務
  16. ウサギの保定

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆PC版コンテンツ利用数ベスト8(2023年8月期)
  1. 管理人の独り言(10,965)
  2. 猫のカロリー計算(8,557)
  3. 動物よくある相談(6,230)
  4. 犬のカロリー計算(5,474)
  5. 迷子動物、保護動物掲示板(3,003)
  6. ペット動物譲渡会(1,930)
  7. 広報板カフェ(1,773)
  8. ペット動物獣医師セミナー(1,255)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜9月25日:オンライン
★〜10月9日:東京都文京区
★〜10月22日:東京都台東区
★オンライン
★9月23日-10月15日:愛知県名古屋市
★9月24日:鹿児島県鹿児島市
★9月30日:オンライン
★10月1日:オンライン
★10月1日:石川県金沢市,10月1日:新潟県小千谷市,10月14日:栃木県さくら市,10月15日:群馬県前橋市,10月21日:愛知県名古屋市,10月22日:島根県出雲市,10月29日:栃木県下野市,10月29日:佐賀県佐賀市,10月29日:新潟県新潟市,11月3日:北海道苫小牧市,11月5日:島根県松江市,11月11日:宮崎県宮崎市,11月12日:栃木県足利市,11月12日:新潟県新潟市,11月18日:愛知県瀬戸市,11月23日:東京都千代田区,11月25日:東京都千代田区,11月25日:栃木県宇都宮市,11月25日:千葉市中央区,11月26日:島根県出雲市,12月2日:東京都千代田区,12月3日:島根県松江市,12月9日:栃木県真岡市,12月16日:愛知県名古屋市,12月23日:栃木県栃木市,12月23日:東京都千代田区,12月24日:島根県出雲市
★10月9日:東京都豊島区
★10月14日:オンライン
★10月14日,15日:長崎県諫早市および雲仙市&オンライン
★10月14日,15日:京都府京都市
★10月26日:オンライン
★10月28日-11月26日:愛知県名古屋市
★10月29日:東京都台東区
★11月3日-5日:大阪府大阪市
★11月5日:千葉県我孫子市
★11月11日:北海道札幌市
★12月10日:オンライン
★2024年1月6日-8日:神奈川県横浜市
★2024年4月4日-7日:東京都江東区
★2024年9月20日-22日:大阪府大阪市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2023 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。