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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんペット問題の諸悪の根源は需要側か供給側か
2022年1月22日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:276人,コメント:38件,シェア:15件(クリック)
諸悪の根源発言にこだわるが、本当にショーウィンドウ越しのペットの流通がなくなれば諸悪はなくなるのだろうか。
繁華街のペットショップでは、ドアの向こうに通されて、ペットを見ることになるだろうし、ネットは違法薬物のように隠語でペットが販売されるだろう。
だって、ペットが欲しい人(需要)は旺盛なのだから、供給が表立って出来なくなれば、闇でやる。
そうなれば動物取扱業の登録も必要ない。
今まで以上に動物の流通は法の外になる。
私は、諸悪どころか、違法行為のやり放題になるとしか思えない。
私自身は、ペットが欲しい人(需要)に問題を感じる。
テレビで白い犬がしゃべっているので購入したらしゃべらないので返しに来たそうだ。
嘘のようだが、ペットが欲しい人(需要)の動物に対する無知というのは恐ろしい。
大型犬の子犬を飼ったら大きくなった=保健所行き。
猫を飼ったら、うんこやおしっこをする=嫌になった。
本当にある話である。
確かにペットショップ(供給)は、うってくれと言われれば有料で譲渡する。
そんなお客さんだと調べようがない。
可能かどうかは別にして、犬猫の飼育を目指して購入される人に半日講習を義務づけるなんてこともいいかもしれない。
私は、あえて諸悪の根源なら、供給側より需要側に感じる。

元発言(facebook) いいね:254人,コメント:17件,シェア:2件(クリック)
需要と供給というのがよく理解されない人がいるようなので、少し説明します。
私が赤鉛筆を作るとします。
欲しい人がいたので、売れました。
私が供給側で、欲しい人が需要側です。
私が、たくさん赤鉛筆を作ったとしても、ほとんど売れなかった。
これが需要がない状態です。
そうなると供給している私としては、赤鉛筆の生産を絞るか辞めるしか無いです。
逆に、赤鉛筆が飛ぶように売れ、供給が間に合わないとします。
これが需要が旺盛の状態で、結果として、赤鉛筆の値段は上がります。
今、子犬の値段は過去に比べて上がっています。
これは需要が多い状態と考えていいと思います。
子犬の供給側は工場生産ではありませんので、足りないから値段が上がるわけです。
供給側を縮小させるのは簡単です。
だれも買わなくなればいい。
供給側はビジネスですので、廃業するか、縮小するかしかなくなります。
つまり、子犬の流通は需要と供給で成り立っていて、需要の強さが供給の経営に影響します。
供給側が何かまるで押し売りでもしているかのようにおっしゃる方がいらっしゃいますが、供給側は需要に応じているだけ。
表向きの供給に制限を加えれば、需要は同じですので、闇の供給が旺盛となり、結果として、今以上の無法地帯になると私は想像しています。
大事なのは子犬を欲しがる人(需要側)の問題で、昨日も書きましたが、購入に関して、半日講習でも義務づけたら、衝動的な購入やプレゼントはなくなり、不幸な流通は減らすことができるのではないかと私は考えています。
もちろん、保護動物の譲渡も同じ義務づけが必要となりますが。

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