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迷子猫>不明場所から800m離れた地域にチラシを配布した先で発見保護
初出:2015/07/04
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こどもあんぜんサイト宣言

■迷子になった日 2015/01/25
■帰宅した日 2015/06/08
■状況 住み着いた野良猫を家猫として保護寸前に不明
■届出先機関  警察署,保健所,収容施設
■発見の決め手 チラシを見られた方からの連絡
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<プロフィール>
クー(未去勢♂、キジトラ、推定3才)
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元々は野良猫で、2013年12月中旬ごろから、夜11時ごろに拙宅のベランダに現れはじめました。最初は来た時に一声「にゃん!」と鳴くので、猫が来ているのは分かっていましたが、姿は確認しませんでした。年末になって、寒いだろうと段ボールハウスに毛布を入れて置いてやると、その中で寝るようになり、ある朝、窓を開けて「エサを食べるか?」と言うと、室内に入ってきてエサを食べるようになりました。人馴れしていたので、最初はどこかの飼い猫かと思っていました。その後は約1年間ほど、朝起きるとベランダの椅子の上で私たち家族が起きるのを待っており、室内でエサを食べ、そのまますぐに縄張りのパトロールかトイレに出ることもあれば、午前中はリビングで寝ることもありました。午後はどこか別の場所で寝ていることもあったようですが、拙宅のベランダで寝ていることも多く、夕方まで寝て午後6時頃には「中へ入れてくれニャン」という感じで窓を叩いていました。夕食後はリビングでくつろぎ、その後は再びパトロールかトイレへ出て、夜の9〜10時頃には段ボールハウスの中で寝ていました。夜中もパトロールに出ていたようです。時々、偶然、近所で出遭うと、そのまま後ろを付いて来て、一緒に玄関から家の中に入ることが何度もありました。拙宅に住み着くようになって1年になるので、そろそろ去勢手術をして、できれば室内飼いしようと思っていた矢先にいなくなりました。

[いなくなった時の状況]
2015年1月25日(日)、朝起きるといつものようにベランダの椅子の上のハウスで待っており、室内でエサを食べた後、すぐにパトロールに出ていきました。昼前に再びベランダに姿を現しましたが、すぐに出ていき、それっきり、姿を見せなくなりました。これは後で分かったことですが、他にも近所でエサをもらっている家があり、いなくなる1週間ほど前から両目の瞬膜が出ていたことを心配されて、1月23日(金)に動物病院へ連れて行ったそうです。その時、目薬をさされたのですが、本猫はそれが非常に怖かったらしく、そのお宅には翌24日から姿を見せなくなったそうです。おそらくこのことが原因で、縄張りを変えたようです。

[発見から保護までの経緯]
インターネットにアップされている捜索方法を実践しただけなのですが、初動がかなり遅れてしまいました。2〜3日、姿を見せないことも何度かあったので、「そのうちに帰ってくるだろう」と思っていたら、いつの間にか日にちだけが過ぎていました。いなくなってから1か月近く経った頃からご近所に“迷子猫探しています”の自作チラシを配布。だいたいの縄張りは把握していたので、縄張りは除外して、その周辺エリアから放射線状に配布エリアを広げていきました。グーグル・マップで周辺の地図をプリントアウトし、配布したエリアをマーキングしていきました。5〜6件の目撃情報があり、一件一件確認しましたが、すべて猫違いでした。時には自宅から2キロほど離れたコンビニの駐車場まで何度か出向き、確認したこともありました。

3か月近く経った4月19日、自宅から北へ800メートルほど離れたエリアまで範囲を拡大してチラシを配布したところ、翌20日に有力な情報が入りました。情報提供者のお宅の前によく似た猫が現れるということで、携帯電話で写真を撮って送ってくれました。私が以前に撮っていた写真と照合したところ、額の縞模様や体全体のトラ模様がほぼ一致したので本猫と断定できました。よく見かける時間帯を聞き(午後7時前後)、21日に出向いたところ、運よく本猫と遭遇できましたが、3か月の完全野良生活でかなり人間を警戒しているようでした。ただ、私のことはかすかに記憶にあったのか、皿にエサを入れて置いてやり、優しく名前を呼び続けると、最初は少し警戒していましたが、しばらくすると食べてくれました。その日はそのままどこかへ行ってしまいましたが、あえて深追いはしませんでした。

情報提供者によると、その方は時々、近所の野良たちにエサをやっているらしいのですが、他の野良たちは必死に食べに来るのに、うちの猫は近寄っても来なかったので、どこかで飼われているか、あるいはエサをもらっていお家があったのではないか、ということでした。確かに痩せ細ってもいなかったので、どこか出入りしているお家があったのかもしれません。

だいたいの居場所が分かったので、次の日からもできる限り同じ時間帯(午後7時前後)、同じ場所に餌付けに来ました。当初は捕獲器を仕掛けることも考えましたが、このエリアは野良が多く、仕掛けても他の猫が入る可能性が高かったので、時間をかけて餌付けして、信頼させようと判断しました。また、強引に捕獲しようとして、もしも失敗したら、このエリアからもいなくなるかもしれないと思ったからです。周辺のお宅5〜6軒には“保護するために餌付け中です。ご理解ください”という趣旨のチラシを配布。1軒1軒に500円程度の和菓子を持参し、事情を説明。事前に情報提供者からは「○○さんは猫嫌いの変人なので、行かないほうがいい」とアドバイスを受けたので、そのお宅には行きませんでした。

行っても会えない日もありましたが、少しずつ信用させ、2週間ほど経った頃には、私がエサを見せると向こうから鳴いて寄ってくるようになり、エサを食べている時は撫でさせてくれるようになりました。ただ、油断するとシャーシャーと威嚇され、猫パンチが飛んでくることもありました。発見して1か月半になり、そろそろ保護しようと思っていた6月5日、いつものようにエサを食べた後、近くの車の下でゴロンと横になった時に、あごから頬にかけてケガをしているのを発見、梅雨にも入っていたので、翌6月6日にキャリーを持って来ました。キャリーの奥にエサの入った皿を置いたのですが、最初は少し警戒して、体半分くらい入ったところで出てきてしまいました。もう一度エサを出して見せて、キャリーの一番奥へ入れたところ、今度はすんなり奥まで入ったので、すかさず入り口を閉め、そのまま動物病院へ直行しました。

[現在]
6月8日に去勢とあごから頬にかけての傷の縫合手術を行い、同日、退院。傷が思っていたよりも重傷で(傷口が膿んで破裂していました)、2重に縫合しました。どうやら他の猫とケンカして、咬まれたか引っかかれたかしたようです。傷が治るまでは3〜4日に一回程度の割合で病院へ。エリザベスカラーを付けた状態でケージ内で2週間ほど様子を見ていましたが、傷口も塞がり、6月23日にエリザベスカラーをはずしました。リリースも考えていましたが、1か月間ほど様子を見て、室内飼いできるようであれば室内飼いするべく、現在、家猫修行中です。ただ、夜中から明け方にかけて、外へ出たがってケージ内で暴れ狂って泣き叫んでいます。昨夜はケージの2階部分を体当たりではずしてしまい、脱走しました。部屋の窓の鍵もドアも閉めていたので、幸い外へ出ることなく、部屋の中で保護できましたが、今後が心配です。家猫には向いていないのかもしれません。

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