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私の個人サイト獣医師広報板の動物譲渡会掲示板は、現在全国各地の譲渡会のお知らせをしており、その利用者(巡回者)数は月10万ヒット。
つまり、延べ10万人近い方が保健所やシェルターの動物を引き取ることに興味を持ってくれています。
主催者から送られてくる譲渡会情報は転載するだけでいいのですが、実は時間を作ってネットサーフィンしながら譲渡会を捜し、記載しています。
結構大変ですが、私は少しでも不幸な動物を減らすというコンセプトでサイトを運営していますので、あまり苦になりません。
だからといって、他者を何もしていないとか、現場苦労を知らないとかはもうしません。
実は、私は自分のしたいことをしているだけで、別にしたくも無いことをやっているわけでは無いのですから。
獣医学を学んだ先輩に三浦雄一郎氏がいます。
年齢を重ねてもヒマラヤ登頂をされたりされていますが、彼になぜ山に登るかと質問しても、やはり登りたいからと返事が返ってくると思います。
つまり、彼も自分のやりたいことをやっていられるわけです。
三浦先生が山に登らない人を見下げたなどという話を聞いたことがありません。
また、多くの獣医師たちが小学校や幼稚園に出向いて命の授業をして、生命の大事さを教えています。
彼らも、自分に出来ること、そして自分のやりたいことをしているんだと思います。
彼らも参加しない先生を見下げたりしていません。
自分のやりたいことをやるって、すばらしいことだと私は考えています。
私は、一部の動物愛護の世界を心配しています。
彼らは、自分たちこそ絶対的な正義で有り、他者は間違っているひと、あるいは何もしない人間であると見下げています。
場合によっては、平気で法律違反も行います。
自分たちは絶対的な正義なのですから。
でもこれって、他者から見れば滑稽に見える。
しかし本人たちは大まじめ。
もうこれは動物愛護の世界では無く、宗教の世界、それもカルトの世界になっていると思います。
私は人間と他の動物の命は同じでは無いと考えていますが、彼らは建前では同じないしは動物は天使と位置づけたりするものさえいます。
実際は、ぞんざいに扱ったりしているのですが。
教祖はそれでいいでしょうが、信者はかわいそうなものです。
その都度、精神をゆさぶられ、限界まで寄進を行う。
下着の購入まで控えていると書かれている信者のブログを読んだことがあります。
そこまですればすべて解決するのでしょうか?
不幸な動物は山ほどいて、自分たちが関わっているのはその一部。
それでも、手一杯の状態になっている。
動物愛護は宗教ではありません。
自分で出来る範囲、つまり身の丈のうちで行うものです。
破滅するほどやることがすばらしいことではありません。
破滅されれば、動物どころかご本人が他人に迷惑をかけるのですから。
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週末に動物愛護に関する意見をアップしたところ、長文にもかかわらず多くの人の賛同を得ました。
私は、決して動物愛護に否定的な人間では無く、不幸な動物を少しでも減らしたいと願っています。
しかし、ゼロは無理であると考えています。
もし動物の殺処分0が出来るのであれば、人の殺処分(死刑)0も可能であろう。
不幸な動物を0に出来るのであれば、人のホームレス(社会報償の対象外になっている人)も0に出来るだろう。
しかし、現実は人でも十分なことは出来ず、社会保障費が増加の一歩で、国の財政は破綻寸前である。
そのような状況では、国の支援は動物に対しては期待できず、民間の努力はすでに限界に来ている。
私は、終生飼育を啓蒙することが不幸な動物を減らす、今できる最高の方法だと考えています。
単に啓蒙だけで無く、ペット税など飼育しようとする人に法的なハードルを課すこともいいかもしれない。
蛇口を閉めなければ、バケツはすぐに一杯になってしまう。
バケツを何杯用意するかでは無く、蛇口をいかに細めるか、私は不幸な動物を減らすのには、それがポイントだと考えています。
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