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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん動物愛護団体と獣医師の関係における問題
2016年12月4日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:323人,コメント:11件,シェア:13件(クリック)
私の個人サイト獣医師広報板は年が明けたら開設20年。
その間いろんなことがありました。
獣医師の方から相談が来ることもありました。
獣医師と動物愛護関係のトラブルで一番多いのが薬物の問題でした。
フィラリア予防薬やノミの駆除剤を原価で分けて欲しい。
動物愛護団体関係者からのそのような要求にどうすればいいかの相談です。
中には、いままでそれらの薬を動物愛護団体に渡していたが、保護動物だけに使うのでは無く、周囲に販売している。
断ったら、薬事法違反行為をしていることをばらすと脅されたというのまでありました。
そんな話はかなり前から、つい最近まであります。
獣医師の方には獣医師法や薬事法を守るのが獣医師の責務だとアドバイスしました。
獣医師は国家から免許を預かっているのですから。
印象としては薬物を求める動物愛護団体は少なくない。
しかし、そのような行動はお薦め出来ません。
動物愛護は何をしても許される絶対的な正義では無いのですから。

元発言(facebook) いいね:378人,コメント:42件,シェア:33件(クリック)
動物愛護団体と獣医師の関係における問題、第二話です。
第一話では多くのいいねやコメントありがとうございました。
さて、獣医師と言う職種は薬物の管理に対する権限は医師とあまり変わりがありません。
一部入手できない薬物もありますが、登録すれば麻薬指定薬も利用できます。
かなり前の話ですが、同業者からこんな相談を受けたことがあります。
ある先生が混合ワクチンと獣医師会のワクチン接種証明書をセットでペットショップに流している。
どうしようというものでした。
私は、獣医師会に報告したらと言ったように思うのですが、ある日以下の事件が発覚しました。
大阪愛犬家連続殺人事件
殺害に利用された薬物はある開業獣医師であると匿名報道がなされた際に、私は前述のワクチンの先生を想像しました。
結果、想像通りでした。
その先生が渡した薬物により、多くの人命が失われたのです。
もちろんこのような行為は違法ですから、刑事事件として処理されたと聞いています。
数年前、ある動物愛護団体に飼育係として勤められていた方と会うことがありました。
シェルター施設内部の写真を大量に持参されたのですが、支援物資として送られてきたであろうドッグフードの缶詰が雨ざらしで大量にさび付いているものもありました。
その中で、私の目を引いたのは獣医師でないと入手できない薬物や注射器の写真。
そして、それらの薬剤の適切な使用量が記載された文章の写真でした。
シェルターに勤め始めたときに、副管理者からその薬用量を覚えるように指導されたそうです。
また、実際、それらの薬剤を使うように指示されていたそうです。
私は、それらの写真とその方の証言とで行政の管理当局に連絡しました。
資料を基に、行政がシェルターに入ったと聞いています。
そしてどうなったか。
そのシェルターは動物病院の届けを出しました。
今や、薬は薬問屋から直接シェルターに納品することが可能です。
もちろん、動物病院の登録には獣医師の資格が必要ですが、協力する獣医師がいたのでしょう。
本来動物病院は獣医師の管理の下に開設されるもので、獣医師は厳しい資格試験の洗礼を受け、刑事罰を受ければ、罪の大きさに比例して免許停止などの処分を受けます。
ですので、獣医師や医師は悪いことがしにくい状況です。
しかし、動物愛護団体の代表は、詐欺の前科があろうが、動物薬のネット通販で行政から指導を受けた経歴があろうがなれる。
そのような環境下に獣医師の資格で無いと入手出来ない薬剤が置かれるとすれば、私は恐れを感じます。
獣医師は国家から資格を与えられたもの。
その資格を軽々しく扱ってはならない。
薬剤は資格を持った獣医師の元に厳しく管理されることを心から望みます。
動物愛護は何をしても許される絶対的な正義では無いのですから。

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