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ネットを回っていると、たまに狂犬病ワクチン接種の後の犬の不調で猛烈に接種獣医師の責任を問われている記事を読むことがある。
写真は狂犬病ワクチンである。
私も、直接クレームを受けたことがあるが、いつもより濃くしたんじゃ無いかと言われた。
あー、この人は狂犬病のワクチンを町の獣医師が作ったり、調整したりしていると思っているんだと感じました。
写真は狂犬病ワクチンである。
メーカーは何社かあるが、製造方法は国が音頭をとって同じである。
つまり、メーカーが違っても製品の品質差は無い。
また製造後国が検定を行う。
そのシールを我々は確認してワクチンを使用しているのである。
量は、大型犬であろうが小型犬であろうが1ccと決められている。
私達の裁量で増減は出来ない。
私達の現場で出来ることは、今日の体調を聞くこと。
元気食欲が普段と同じか、下痢していないか聴取する。
あと、病院などでは簡単な健康診断が行われることもあると思う。
それだけしても、ワクチンは蕁麻疹や致命的なアナフィラキシーショックはまれではあるが確率としてはある。
事前に予想が付かないのが、そのようなアレルギー反応である。
しかし、我々獣医師はワクチン接種を依頼されたら断ることが出来ない。
狂犬病予防法には免除の規定が無い。
国が決めた法律に従い、国が検定したワクチンを、国が指定した量接種する。
逃げようがないのが、現場の獣医師である。

元発言(facebook) いいね:244人,コメント:97件,シェア:4件(クリック) |
昨日、狂犬病予防法と現場の獣医師立場について書かせていただきました。
多くのいいねやコメントを頂戴しました。
ありがとうございます。
コメントを読ませていただいて、何点か一つずつ意見を書かせていただきます。
まずはワクチンの仕入れ価格と接種料金差による動物病院の儲けの問題が書かれいましたので、それについて。
まず儲けは仕入れと販売価格差が重要なポイントですが、私のイメージでは狂犬病ワクチンの納入価格に通常の自由価格は無い。
例えば、ジステンバーとパルボの混合注射であるが、各社価格が異なり、シーズンオフなどだぶついたときにはセールもある。
フィラリアの予防薬なども同様である。
しかし、狂犬病のワクチンはどのメーカーでも納品価格は同じ、セールは無し。
まるで国の公定価格のように感じる。
そして、接種価格であるが、これも非常にタイトなイメージがある。
その地域の行政と獣医師会が多分話し合うのだと思うのだが、集合注射の価格が決まる。
その価格が病院での価格となる。
私などは獣医師会に入っておらないので、その価格より高くても安くても良さそうなものなのだが、そうも行きにくい雰囲気がある。
かつて、同じように獣医師会に入っておらない獣医さんが集合注射の価格よりも安く設定したら行政の指導を受けたという話を聞いたことがある。
当時、獣医師会員の友人から聞いた話なので、真偽のほどは不明なのだが、同じ市内であるならば、行政が決めた価格でやってもらわなくては困るというような話だったようです。
そんなこんなで、私のような獣医師会に入っていない獣医も集合注射の価格で病院での接種価格を決めている。
しかし、中国地方のある獣医師グループが集合注射価格より安く接種しているという噂を聞いたことがある。
だとすれば、自由に設定できるのかなーとも思っています。
狂犬病の儲けですが、そのように決められた仕入れと決められた接種料金の差額=粗利は、私は全く不満です。
元々は1時間に多数頭接種するような集合注射の価格。
それなら見合うかもしれないが、病院で待ってもらって、問診、簡単な健康診断を経ての接種は倍でもいいのでは無いか。
それくらいが適正価格だと、私自身は考えています。

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