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二酸化炭素による殺処分は窒息で苦しむんだと主張される方が少なくないです。
このような事故が過去ありました。
ドライアイスの二酸化炭素中毒で死亡事故
お棺の中に入れられたドライアイスから二酸化炭素ガスが発生し、それがお棺の中に充満して、知らずにお棺の中に顔を入れた方が残念なことに亡くなった事故です。
周囲はただ亡くなった父に頬ずりしているものだと思っていたが、二酸化炭素の麻酔効果により昏睡状態になり、手遅れになった。
それほど二酸化炭素ガスは刺激性がなく、速やかに眠ってしまいます。
二酸化炭素ガスで本人が苦しむのなら、本人自身脱出する、ないしは周囲が気がつくでしょう。
残念な事故です。(合掌)
●一獣医師さんのコメント
1997年自衛隊訓練中、火山性二酸化炭素での死亡事故。
窪地にたまっていた二酸化炭素で瞬時に意識を失い、それを助けようとした上官が同じように足を踏み入れ、計三人が亡くなった事故。
当時の報道では、もがき苦しむのではなくバタっと倒れてそのままだったそうです。
学生時代よく遊びに行った田代平だったのでゾッとしました。
青森県八甲田山:自衛隊員集団酸欠事故
●一獣医師さんのコメント
こんななんてことない窪地なんですが、CO2は重いので高濃度で溜まっていたんでしょう。
濃度は15〜20%とのことです。
東八甲田の魔の窪地、10年前の陸自隊員の遭難事故
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昨日、ドライアイスに起因する二酸化炭素ガス中毒例を紹介しましたが、周囲の人が気が付かないほど速やかに眠るガスです。
しかしこれが、愛護の世界となると苦しむと言う人が少なくない。
想像するしかないが、元気な犬や猫はガス室のような密室に入れられたら恐怖で暴れる個体がいる。
私などはTNRの捕獲器で連れてこられた猫が金属製の捕獲器に突進していて、顔をズタズタにしたケースに遭遇している。
では、捕獲器の中の空気は特別かといえば、ただの大気。
暴れたからと言って、それが周囲の気体の性とは限らないのである。
昨日の書き込みである獣医さんから貴重な例を教えていただいた。
自然界のくぼみにたまった二酸化炭素ガスでたくさんの人が暴れることなく倒れていった例である。
これは、二酸化炭素ガスが空気より重いので、下にたまる性質を表しているが、それならば、ガス室に滑り台を作り、下のくぼみに事前に二酸化炭素ガスを充満させておき、入り口から動物をくぼみに滑らせたら、暴れる時間もなく二酸化炭素ガス麻酔状態にすることが出来るのではないか。
現在のように、ガス室に入れてからガスを注入するのではなく、事前に高濃度のガスだまりを用意しておくのである。
そんなことも検討できるのではないかと考えています。
●武井さんのコメント
そもそも、殺処分は、畜産や動物の感染症パンデミックを阻止する為の手段であり、元からの野良犬猫と、ペットショップ出の犬猫を混同する愛護と、棄てる飼い主の撲滅が問題だと思います
まるで、昨今の不用品(動物ですが)処理場のように、使われるのではなく、本来の「必要最小限の殺処分」にする必要があると思います
●川村幸治(管理人本人)のコメント
武井さんへ
それは愛護の話で、私は獣医師。
動物のお医者さんのセリフで「安楽死も獣医師の仕事だ」とありましたが、まさにその通りで、動物を出来うるかぎり苦しめない安楽死の方法を検討するのも獣医師の仕事なのです。
殺処分するのかどうかの判断は行政です。
そして、アニマルウエルフェアに即した安楽死の方法を考えるのは獣医師です。
どのような動物を殺処分するかについては、行政に相談してください。
私は獣医師として、安楽死の方法について一般に誤解があれば解かなければならないし、誤解を生むような問題があれば改善を提案していきたいと思います。
●まゆみさんのコメント
まだCGなど普及していない時代に、CMの特殊効果にたずさわっていた友人から聞いた話ですが、雲海を作るのに密閉された空間で大量のドライアイスを使っていたそうですが、撮影時間が長引くとスタッフさんがみんなあくびをしだして危険な状態になったそうです。
●川村幸治(管理人本人)のコメント
二酸化炭素ガス中毒は私はなったことがないですが、眠くなったとすれば紙一重だったと思います。
一人倒れると助けに行きますから。
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