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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん結果、鹿は苦しんで死ぬ
2023年7月19日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:136人,コメント:32件,シェア:3件(クリック)
昨日、このようなニュースがあった。
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「痩せこけてふらふら」…見殺しにされた「宮島の母鹿」救う手立ては本当になかったのか
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他県の獣医師が手術したが、救命できなかったとのこと残念に思う。
事件の顛末を報道する多くのニュースがあった。
私はどこにも見当たらなかったことを書かせてもらう。
この事件がアメリカだったら、かなりの確率で安楽死になったのではないか。
もし、このように手遅れ状態での手術となれば、多くに非難が関わった者に浴びせられるのではないか。
何故早く楽にしてあげなかった。
つまり、安楽死させなかったである。
そんなことはあり得ないという人もいるかもしれないが、こんなニュースもある。
ーーーーーーーーー
木の上に迷子グマ 消防士が救出するも 成長と生存見込めず安楽死 米・バージニア州
ーーーーーーーーー
アメリカ人は割とドライだと私は感じている。
見込みがなければ安楽死なのである。
日本人の感覚はウエット。
もし誰かがこの鹿を安楽死させたら大変な批難が行った獣医師に向けられるだろう。
そういう意味では、多くの獣医師は二の足を踏む。
助けることが絶対なら対応が難しい。
費用もかかる。
場所の確保しなければならない。
なかなかアメリカのようにドライには行かないかもしれないが、少しドライに割り切らないと野生動物は難しい。
結果、鹿は苦しんで死ぬ。

●M.Y.さんのコメント
川村さんご指摘の「アメリカ人はドライ」はアメリカ人だけにとどまらず、欧州でも感じますが「ドライ=客観的事実として判断する」と言えると思います。
安楽死を非難する前に、野生動物の愛護/保護に関わってみてほしい。
野生動物を里子にしている私ですが、彼らを安楽死させるタイミングは「より良い生活を送れない状態=現状維持」で行われる。
そのタイミングはみなさんが想像されるよりはるかに早い。
形式上、生活費/医療費を負担する私の許可が必要なため「安楽死させます、良いですね?」と打診されます。
拒否する選択はありません。
費用は問題ないので治療してください、と言っても「苦しませるために保護したわけではないでしょう?
その費用を保護を待つ他の野生動物に使ってもらいたい」と言われる。
野生動物を保護する施設を増設してはいますが、それでも追いつかない現状もあります。
犬猫にも言えることですが「命を助けたそのあと、その子がどう暮らせるか」
これを優先しないといけないと思います。

●Nabi Okiさんのコメント
宗教の違いもあるかもしれませんね。日本は仏教の教えからか、一寸の虫にも五分の魂。でも欧米(キリスト教)は人と動物の魂は違うもの、としていますよね。動物の生き死にを人間が決めて良い、みたいな感覚があると思います

●S.K.さんのコメント
20年程前にアメリカの病院で実習させていただいた事があります。その時猫の繊維肉腫の安楽死に立ち会う機会がありました。獣医師は飼い主に丁寧に説明をしていました。治療に反応がなく、延命しかない事、痛みは薬で何とか抑え込む事ができるが意識がなくなる程寝てしまう事等…飼い主さんは泣きながら安楽死を承諾し、猫が息を引き取るまでずっと体を撫でていました。
欧米人が全てドライなのではないと思います。真剣に動物に向き合い、いたずらに動物を苦しめる方法をとらないだけだと思います。
また、対馬で重油汚染の海鳥保護のお手伝いをさせて頂いた時、安楽死をさせた事もあります。1週間、面倒を見た海鳥たちは野生復帰が厳しくなったためです(脚の保護もしていましたが、重度の足底炎になりました)。まる1日みんなで議論しました。野生復帰が難しいのなら、安楽死をするのか、それともどこかで保護してもらうのか…
命を助けた後の事を真剣に考える必要があると思います。
上手く表現できず、すいません。

●高崎 佳代さんのコメント
子宮脱の宮島の鹿に関しては遠いところ運んで事務所みたいなところで野生動物に詳しくない獣医さんが診たということで、かえって鹿を苦しめちゃったのではと感じました。
海外は安楽死が選択肢として日本より身近な印象が確かにあります。ガンで余命いくばくもないとしても私個人は安楽死は選べないかも。日本的なんでしょうかね

●別惣 仁さんのコメント
子宮脱ですか。。。
発見がはやくても命が危ないですから、時間がどのくらい経過していたか。。。
野生だと野犬とかに食べられて終わりでしょう。ボクも日本人的に自然にまかせたほうが良いのかなと思います。

●Etsuko Murakiさんのコメント
ワタシ自身も愛猫の安楽死の選択をした事があります。
野生動物であれ 保護動物であれ、
苦しませるか否か…の二択しかないシンプルな事だと思います。
動物は どんな状況でも、本能で 生きようとしか考えませんが、その命の選択を人間が判断して良いものか…とも考えます。
しかし 生きながら苦しみ命が消えていく姿を放置しないのも 愛護の考え方だと思います。

●熊谷 大二郎さんのコメント
色々と難しい問題だとは思いますが、もっと早い段階で判断して対処するべきだったと思います。川村先生のおっしゃるドライ・ウェットはさておき、安楽死が妥当だったのかなと結果論ですが、そう思います。
当事者として、その場にいたらどうするのか?病気あるいは怪我をした野生動物を見かけたら、どうしますか?どうしたいと思いますか?
そういう当事者意識をもったが意見が聞きたいところです。もちろん当事者ではない人間の感情論も気になりますが、一部の声の大きい偏った意見に振り回されないようにしたいものです。
ちなみに、
私は田舎で動物病院をしていますので、比較的野生動物との関わりも多い方だと思っています。責任の所在とか、法律とか、いろんな問題があることは承知していますが、個人的には目の前の動物に対して、素直になりたいと思って行動しています。法律とか責任とか、人間社会の決め事は考えないようにしていますが、一応法律違反はしないように気をつけています。もちろん間違った行動をするかもしれませんので、それに対する批判にも耳を傾けたいと思っています。ただ、世間の批評だとかを気にして言い訳するような獣医にはなりたくないと思っています。というより、獣医である以上、獣医としての信念に基づいて行動して、専門家として判断したいと思っています。
個人的な体験談で恐縮ですが、
傷病野生動物を保護して治療して野生に帰したこともあります。治療の甲斐なく死んだこともあります。死ぬことはなかったものの野生に戻せなくて飼育しているケースもあります。個人的な判断で野生動物を殺したこともあります。
一部、不法行為を自認してるところもありますので、できれば「所有者・責任者不詳、素性不明の傷病動物に対する治療・殺処分に関しては、獣医師の専門的判断に委ねる。」みたいなことをどこかの法律に書いておいてくれるとありがたいな〜と思います。

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