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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん麻酔銃と嘘
2019年8月16日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:106人,コメント:30件,シェア:4件(クリック)
麻酔銃を使うとして、かなり致死量に近い量でないと近づくことが難しい。
連日出没したクマを駆除した札幌市に意見殺到 多くが批判的内容
つまり、麻酔死の可能性覚悟の注射になると思います。
動物病院で、体重測定、各種健康診断の上の麻酔でも絶対安全はない。
過度な期待は勘弁して欲しいと現場は思うんじゃないかな。
一番安全なのは捕獲器だとは思うけど、ヒグマで捕獲器が使われているのかなー。
ツキノワグマはイノシシの捕獲器に入ったりするが。

元発言(facebook) いいね:353人,コメント:20件,シェア:27件(クリック)
昨日、麻酔銃による麻酔について書いたところ、興味を持たれる人がいましたので、もう少し書かせていただきます。
−−−−
海外青年協力隊で獣医師として参加された人が言っていたことです。
野生動物のテレビで、麻酔銃で象を眠らせて発信器をつける。
そして、麻酔を覚める薬を注射して、速やかに離れる。
象は立ち上がる。
あれ、嘘だよ。
かなりが死ぬ。
致死量に近いくらいの量を麻酔銃に込めないと、寝たように見えても急に暴れ出すことがある。
だから、全部が起き上がるわけではないんだ。
テレビはそれを言わない。
−−−−
通常動物病院では、体重を量り、各種の健康検査を行って麻酔の種類や麻酔量を決めます。
この場合、最大の決め手は体重で、動物病院で通常100グラム単位で計測し、麻酔量を決める。
では野生の象やヒグマの体重は知ることが出来るでしょうか。
出来ませんので、だいたい大人のメスならこれくらいの体重と推定します。
そして、大抵は多めに麻酔量を定めます。
なぜかと言えば、麻酔がかかったように見えて、人が近づけば急に暴れ出すことがあるので、全部が全部麻酔にかかると想定できる量にします。
つまり、比較的安全量と言うより、致死量に近づきます。
うまくいくときもありますが、麻酔銃で撃たれた後に水場で倒れて溺死も過去ありました。
麻酔銃を必ず安全なものと考えられる向きがあるようですが、現場は様々な苦労があるとご承知ください。

●Megumi Takedaさんのコメント
 技術的な問題のみならず、法律上の問題もあります。麻酔銃の取り扱いは銃猟免許と麻酔薬を取り扱う両方の資格がいります。麻酔薬を取り扱うには、医師か獣医師の資格が必要です。両方持っている人はほとんどいません。大きな動物園の常勤獣医師ぐらいでしょう。そのような方が本来の職務を離れて出動出来るとは限りません。

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