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2017年2月1日:ムクムク(川村幸治)
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野生のネコが動物くわえる写真 アマミノクロウサギか
野生のネコが動物くわえる写真 アマミノクロウサギか
絶滅寸前で、深刻な状況です。

●Megumi Takedaさんのコメント
 私は1年以上前から、徳之島のノネコ対策はTNRは無意味だと主張していました。オセアニアやアメリカ合衆国の島嶼では、完全に駆除一択のケースですがね。アメリカは在来生物保護のために、場所によっては海兵隊まで動員して野良猫を根絶しました。根絶に成功したケースはいくつもあります。
https://web.archive.org/web/20220402191211/http://www.issg.org/pdf/publications/Island_Invasives/pdfHQprint/1Hess.pdf

元発言(facebook) いいね:48人,コメント:9件,シェア:2件(クリック)
徳之島のアマミノクロウサギ問題。
アマミノクロウサギ(環境省)
現在の頭数は200羽と推定されているそうである。
これは、もう絶滅を回避できないと私などは思う。
完全に天敵を寄せ付けなくしたとしてもである。
一つの種が絶滅してしまえば、もう二度とその動物が住んでいた環境を復活することは出来ない。
まして、その絶滅に人間が関与していたとすれば、罪深いことである。
もう無理かもしれないが、私は人間が原因であるのなら、人間が最大限出来ることをすべきであると考える。
それが、人にとって不便や不都合があったとしてもである。
一つの種が滅びてしまえば、もう一つの地球が生まれ、同じ生物の進化が起こらない限りその種は復活しないのであるから。

●Megumi Takedaさんのコメント
 徳之島のアマミノクロウサギ問題は大変残念。なぜ早期にノネコの島外排出を積極的に行わなかったのかとくやみます。TNR団体がノネコの島外排出を妨げていたとしたら、環境テロのレベルだと思います。ユネスコは、このような生態系保護に後手後手になった奄美群島の、世界自然遺産の登録を認めるべきではありません。

元発言(facebook) いいね:177人,コメント:13件,シェア:3件(クリック)
徳之島のアマミノクロウサギの第三話です。
私は絶滅危惧種の問題は環境保護の問題だと考えています。
そのいい例がトキの問題でしょう。
トキは新潟県佐渡島に現在施設があり、一部野生に戻す試みが行われています。
誤解されている方もいるかもしれませんので申しますが、現在飼育されているトキは中国由来のトキです。
日本のトキは絶滅しています。
絶滅後、中国のトキを譲り受けて、施設で繁殖させているわけです。
なぜ日本のトキは絶滅したかですが、環境の変化、とりわけ農薬の影響がいわれています。
トキはドジョウなどを食べる。そのドジョウが農薬汚染されていて、トキの繁殖力が落ちた。
現在、施設のトキは一部野生に戻されています。
これは、減農薬など環境がトキの生存に適してきたからと判断されたためであり、むやみにもとの環境に戻しているわけではありません。
つまり、絶滅危惧種の問題は、環境保護の問題に直結しているわけです。
アマミノクロウサギを一時的に施設に集めるのは仕方ないかもしれません。
でもそれでは、その地域はかつて野ウサギがいた自然豊かな森だったという記念碑が建つだけです。
絶滅危惧種を守ることは、その動物が安定した繁殖を続けられる環境を守ること。
環境は、我々が先祖から受け継ぎ、子孫に残すものです。
記念碑や飼育施設を残してもしかたがないと私は考えています。

●Megumi Takedaさんのコメント
 先生のご意見に同意いたします。一時的にアマミノクロウサギを捕獲して人工飼育〜繁殖するのはあくまでも緊急避難です。一時的に人工飼育下で保護して個体数を増やし、再びアマミノクロウサギの生息に適した環境を取り戻せば野生に返すという意味でしょう。しかし野生動物の人工飼育〜繁殖はデリケートなところが有り、リスクがあるのです。全て収容して、人工飼育=繁殖に失敗したら目も当てられない。希少生物がこれほどまでに個体数を減らし、危機的な状況になるまでに、人工飼育〜繁殖の技術を確立できればいいのですが、それまでに希少生物の保護は後手後手になり、一気に絶滅に至ったというのが過去のパターンです。未だにアマミノクロウサギと野良猫の共生を考えろだとか、動物園を全廃しろだとか(動物園は種の保存も目的としています)、いわゆる「愛誤」は本当に有害です。


●Megumi Takedaさんのコメント
 ニュージーランド政府が支援した、希少生物保護のためのマタコヘ島野良猫根絶プロジェクト。こちらで「野良猫の根絶など不可能」というコメントをされたTNR支持者がおられましたが、下記のケースではわずか2ヶ月で野良猫の根絶に成功しました。海鳥類の個体数回復は劇的となりました。アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸国や島嶼部、国レベルでは2000年からアイスランドでは野良猫根絶事業をしており、2015年に生き残りを一掃してほぼ根絶に成功したとしています。No cat activity was confirmed on the island after the poison operation.
Even this short poisoning period appears to have been successful.
猫の毒殺の効果の後は、島では猫の活動は確認されなませんでした。
この短い、毒餌駆除期間(2ヶ月)ですら野猫・野良猫駆除根絶に成功したようです。
https://www.doc.govt.nz/Documents/science-and-technical/SR54.pdf

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