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獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん殺処分を実行する獣医師のマインド問題
2017年3月3日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:276人,コメント:43件,シェア:11件(クリック)
昨日紹介した熊本県知事の声明に、安楽死は静脈注射とありました。
私は、犬猫の殺処分には静脈注射では無く、二酸化炭素による中毒を選んで欲しいと希望しています。
二酸化炭素中毒の作用機序は以下です。
二酸化炭素中毒
つまり、気がつかないうちに中毒に陥り、強い睡眠状態から呼吸停止に至ります。
確かに、動物を狭い密閉された部屋に入れれば、爪で壁をかきむしります。
静脈注射される動物も、いつもと違う保定法をされたりすれば猛烈に恐怖に襲われる個体もいます。
私はなぜ二酸化炭素中毒を薦めるかと言えば、担当者の苦痛が静脈注射に比べ少ないと思われるからです。
獣医大学の学生の半分ないし、半分以上は女性です。
臨床は長期休暇は取りにくく、妊娠出産育児がある女性獣医が進路として公務員を選ぶことは少なくない。
台湾で動物管理を担当していた獣医師が自殺しました。
また、過去日本でも食肉検査担当の女性獣医師が自殺しました。
アメリカの死刑で静脈注射を採用し始めたようですが、かえって死刑囚を苦しめているとする報道もある。
死に至らせる行為が、全く苦痛が無いなどというのは嘘でしょう。
ドリームボックスに入れられれば、二酸化炭素ではなく酸素を注入されても、元気な動物の多くは恐怖を感じて壁をかきむしるだろうし、静脈注射の保定をされた動物の多くは注射をされなくても怖がる。
私は獣医師なので獣医師の勝手を言いますが、殺処分は若いこれからの獣医師に苦痛の少ない方法を選択して欲しいと希望しています。
自殺されたら、取り返しがききませんから。

元発言(facebook) いいね:115人,コメント:23件,シェア:8件(クリック)
昨日の動物の殺処分の第二話です。 第一話は、熊本県知事の声明を受けたものです。
以下を麻酔注射によって安楽致死処分とされています。  (1) 治癒の見込めない動物  (2) 感染症に罹患している動物  (3) 人や他の動物に危害を与える恐れがある動物 私はこれを静脈注射による安楽死ととらえたのですが、しっかり読めば麻酔注射によって安楽致死処分となっています。 それならば現場の獣医師の判断で静脈注射も使えるし、暴れる動物は事前に睡眠薬を餌に混ぜて投与し、眠ったところで心臓や静脈に注射が出来る。 つまり、動物に応じて臨機応変に対応できるなとあらためて確認しました。 なお、前回のコメント中には動物の殺処分自体の廃止を訴えるものもありましたが、今回の私の意見は熊本県知事の声明を受けてのものなので、3項目の殺処分対象に意見のある人は熊本県知事に言ってください。 さて、もう一つのテーマである獣医師の心の負担についてです。 注射で殺処分を知事が命令する限り、担当者は県職員の獣医師となると思います。 その職員は職務命令から逃げようがありません。 問題は、私の学生時代と今の学生さんと気質が違うと言うことなのです。 私に、明日ウサギを殺すことになる実験があるのだがどうすればいいかと相談があったことがあります。 また、獣医大学時代、一切動物を殺さずに獣医師になったとする講演があったりする。 そんな時代です。 知事の命令は県職員にとっては絶対です。 注射で殺処分しろと命令されたら、しなくてはならない。 いやなら辞めるか、他の職場への移転を申し出るかですが、台湾では最悪の選択をした女性獣医師がいる。 私は獣医師ですので、獣医師が大事です。 それは他に比較するものが無いほど絶対のものです。 人の命はかけがえのないものですから。

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