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2019年2月27日:ムクムク(川村幸治)
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こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:233人,コメント:13件,シェア:9件(クリック)
ネットを眺めていると考えさせられる書き込みがある。
ある獣医さんは、妊娠子宮を摘出しなければならないのでこの種の仕事を辞めたという。
また町の動物愛護家は妊娠猫の手術を断られて唖然としたと書いていた。
私と言えば、今月は3頭ぐらい手術したかなー。
ですので、この種の仕事もしている。
先生、母体を考えたらどうでしょうと尋ねられたことがあるが、「じゃあ産ました後譲渡先を見つけるのですね」と言ったところ、手術することになったこともある。
幸い、私自身は術後のトラブルは経験ないが、他の病院でのネコの死亡例は聞いたことがある。
実際TNRでは、妊娠しているかどうかどころか、雄か雌かも分からずに連れてこられる例も少なくなく、麻酔をかけて妊娠していることに気がつくことがほとんど。
結局、手術をするしかない。
妊娠ネコは通常の避妊に比べると、傷が大きくなり、時間も手間もかかる。
先方には負担を願いにくい、それがTNRの側面でもある。
それが出来なければ、やっぱりこの仕事には不向きだろうなー。

元発言(facebook) いいね:135人,コメント:6件,シェア:0件(クリック)
昨日は、妊娠猫の手術についての話を書いたところ、多くのいいねやコメントありがとうございます。
昔は、獣医師がリアルに本音を書くのは難しかった。
リアル獣医師の話なんか読みたくない、自分の子どもの頃からの理想の獣医師像があるからと言わんがばかりに、攻撃をしてくる人達がいたから。
うちはFB友達以外はコメントを出来なくしました。
いい雰囲気になりましたね。
今まで多くの獣医さんがネットで不愉快な思いをして去って行かれました。
どんな世界にも極端な絶対正義の信者はいて、獣医師の本音などはその都度攻撃の的になりがち、なんとかならないかなーと思っていました。
私は、去りません。
今までも、そしてこれからも自分の思いついたことを書く。
そこに極端な連中に対する恐怖感はありません。
奴らは好きにしていなであります。(笑)

●Megumi Takedaさんのコメント
またドイツのことを書いて申し訳ありませんが、かなり前に最高裁で「飼い主の経済的利益のためには獣医師は安楽死を断ってはいけない」との判決が確定しています。日本の獣医師さんは安楽死(致死処分)を断ります。日本のペットに対する致死処分の忌避感は世界でも例を見ないでしょう。日本では、自称ドイツ連邦獣医師による情報、「犬の安楽死は絶対的に医学的見地から治療不可能でかつ苦痛軽減の目的の場合のみ認められ、複数の獣医師の同意が必要。それに違反すれば刑事訴追を受け懲役刑もありうる」がありますが、真っ赤な嘘です。その根拠となる判例を挙げられたい。ドイツ連邦最高裁の判決では、単に経済的理由のみ(家計が厳しくなったので餌代の負担が大変など)といった理由でも、獣医師は、健康なペットの致死処分を行う義務があるとされています。

●Megumi Takedaさんのコメント
ドイツ連邦最高裁判決 「飼い主の経済的利益のためのペットの安楽死は合法である。獣医師が飼い主の依頼に応じて安楽死を行うのは義務である」。
https://www.tss.saarland/informationen/geld-oder-leben/

●川村幸治(管理人本人)のコメント
メグミン、FAQの安楽死を受ける受けないをお題にさせていただきます。 その際は宜しくお願いします。

●Megumi Takedaさんのコメント
その前に、くだんのドイツ連邦最高裁判所の判決文を引用して、ブログ記事を書こうと思います。そちらを参考にまずしていただけたらありがたいと思います。まあ、ドイツの犬の死因は「ほとんどが獣医師による致死処分」という、資料が多数ありますので。日本の犬の平均寿命が15歳近くで、ドイツが11歳、オランダが10歳です。「日本は殺処分が異常に多い動物愛護後進国」で、「ドイツやオランダが殺処分ゼロ」ならば、なぜこのような数字が出るのですが。どなたか解説していただきたい。

●白澤実さんのコメント
動物が好きで、その命を一匹、一頭でも多く救いたい・・そんな気持ちが獣医師を目指す根底に誰もが持っていた筈です。現実の針は容赦なく、それらの甘さを突き破る。私が同業者でないから言える一面も有りますが、逆に気遣いと言うか・・相手を考えて口に出せない部分、いわゆる斟酌の部分が有ります。獣医師からこの声が上がる事は、とても素晴らしい事ですが反発も多いと危惧しています。正直な貴君に敬意を?利益優先、名誉と肩書きが好きになってしまうのを堕落と評する事は、メンタル面で難しい事ですからね。

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