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私は午後を手術時間にしているが、開腹手術は2つに限定している。
ですので、午後までに手術セットを二つ用意して滅菌して、手術に備える。
そんな獣医師にとって小さな車の中で短時間に10頭以上の猫の避妊手術というのはどうやってやっているんだろうと興味がある。
見れば納得なのかもしれない。
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昨日、午後二頭開腹手術をする場合、午前のうちに二セット手術セットを滅菌して用意していますの続話です。
中には二頭手術するにも、手術器具は同じなら、手術セットの用意は一つでいいでは無いかと思われる人もいるかもしれません。
確かに、二頭とも必要な器具は違いません。
例えば釘を打つ金槌。
釘毎に変える大工さんはいません。
でも、小学生にワクチンをうたれる医師は子供毎に滅菌した注射器を使っています。
昔は同じ注射器で何人もの子供にワクチンをうたれた時代があります。
それによって肝炎に感染して、後年訴訟になっています。
避妊手術のように開腹手術ではどうかといえば、メスなどの手術器具には血液が付着します。
この血液をそのままに次の手術にメスを使えるかといえば、感染の可能性があります。
ですので、私の場合、二頭の手術をする場合は滅菌した二つの手術セットと覆い布を用意します。
これなら、一頭目の猫が何らかの感染症に罹っていても、二頭目にはうつさない。
今なら、野外に行く猫はSFTS感染だって可能性はあります。
では、二頭の避妊手術に一セットの手術道具で、器具を消毒液にくぐらせるくらいで対応したとします。
この場合、飼い主さんには違いは分かりません。
違いが分かるのは私です。
それは、私には出来ない。
だから、一頭毎に滅菌した手術セットを使う。
私のTLは獣医師が多いので、何を今更ウダウダと言っているんだと言われそうですが、一般飼い主さん向けに今日は書いています。
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午後二頭開腹手術をする場合、午前のうちに二セット手術セットを滅菌して用意していますの続話です。
昨日、手術道具の使い回しをしても飼い主さんや動物を連れてきた人には分からず、分かるのは手術をする自分だけだと書きました。
実は、目に見える違いがあるとすれば手術のコストだと思います。
多数の動物を集めて執刀をすれば、コストは下がります。
コストの低下は価格の低下を促し、目に見えて安価な手術となりがちです。
つまり、価格しか手術を依頼する人には分からない。
頭数分の手術道具を滅菌して用意して手術しても、高価格となりがちです。
でも、多くの町の獣医師は自身の信じる手術をしているだけです。
それぞれの病院で衛生状態を保てる範囲で手術を行っています。
当然、動物を集めて手術をする先生より高価格になります。
動物愛護マスコミは多数の動物を集めて手術する獣医師を高く評価します。
その問題点を書いたマスコミは、私のように毎日ニュースをチェックしている人でも読んだことがない。
それでは町の獣医師はまるで高価格のぼったくり。
違う手術をしているのに理不尽だと感じています。
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午後二頭開腹手術をする場合、午前のうちに二セット手術セットを滅菌して用意していますの続話です。
この話題のコメントで某国の農林水産大臣のケバい夫人が「日本の動物病院の避妊手術は高い」と講演されたというのがありました。
このことについて書かせていただきます。
以下は日本の美容整形のウェブサイトです。
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腹リダクション(お腹のたるみ取り)
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有名院長が執刀する際は¥2,640,000(税込)、他の医師がする場合は¥1,760,000(税込)だそうです。
では、大型犬の腹部のたぷたぷした皮膚と皮下脂肪を切除してくれと動物病院が依頼されたとします。
獣医医療は美容医療と同じ自由診療で統一された価格はありません。
多分、犬の場合は10万から20万円の間で設定されることが多いのではないか。
その価格差、獣医師の場合10分の1です。
犬猫の避妊手術料金は多くの動物病院では他の手術料金に比較して少し低価格に設定されていることが多く感じます。
それは避妊手術が社会性があり、社会への協力の意味もあるのでは無いか。
そういう意味で、日本の犬猫の避妊手術料金数万円は少しも高くない。
むしろいろんな意味で安く設定されていると私は考えています。
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