獣医師広報板トップページ動物よくある相談メニューあきらめないで!迷子動物・保護動物帰宅実例集メニュー実例40
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃんあきらめないで!迷子動物・保護動物帰宅実例集40
迷子ねこ>チラシを見られた地域の方からの目撃情報
編集−りんママ
初出:2012/10/31
◆「動物よくある相談」利用についての注意事項
★情報は自己責任でご利用ください。
★記載されている記事は獣医師広報板の掲示板に投稿されたものが中心で、獣医師広報板の
 見解を代表するものではありません。
★飼育方法の質問は意見交換掲示板をご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

■迷子になった日 2011/07/29
■帰宅した日 2011/09/12
■状況 自宅から隙を見て脱走。
■届出先機関  警察署,保健所,収容施設
■発見の決め手 チラシを見られた地域の方からの目撃情報。
------------------------------
<プロフィール>
ジュニ(避妊♀、推定5才)白地に茶色。
性格は、びびりで恐がり。


=====================

2011年1月に、避妊ボランティアのため捕獲しました。3月の震災が起きて外に放すのもかわいそうなため、完全室内で飼っていましたが、ウチの子になっても野良生活が長く人慣れがまだ出来ずにおりましたところ、私(飼い主)の入院中に脱走をしてしまいました。
その為に、その内に戻ってくるだろうという状況ではありませんでしたので保護出来るまで大変心苦しかったです。

●脱走から発見までの日数 16日
●脱走から捕獲までの日数 40日以上
●発見から捕獲まで連続17日ごはんをあげることに成功(ラスト4日は同時刻に定位置に出没)
●連続ごはんをあげることができてから、ケージを購入。

【迷子になった状況】
逃げ出した猫は推定5歳、うちに来る前は野良猫でした。うちにいたのは3カ月程度。その間も人慣れするまで行かず部屋の中での野良生活とでもいう状況でした。

■発見までに個人で行ったこと

a.各所への届け出(警察・保健所・動物病院)
警察:自宅管轄以外にも隣接市区も
保健所:警察に同じ
動物病院:警察に同じ(車でまわり、事情を説明してポスターを張らせてもらいました。
捕獲後はすべて直接はがしに伺うか、電話で失礼しました)←配布時にどこに配ったかしるしをつけないと忘れます!

b.不動産屋・区役所にて自宅周辺の地図をコピーさせてもらう。(各家名と番地が掲載されているので、ビラ配りや、探すルートをチェックするのに便利)
→地図をエリアわけする(東西南北どこまで探すかを決めました)北は幹線道路手前まで(大きな道路は渡らないという前提)、西は川手前、南は新幹線が通る手前まで東も北と同じく幹線道路手前まで。

c.迷い猫ポスター作製→[1]、自宅通り及び2ブロック先までは訪問し、情報がないか収集しながら配布
[2]、町内会にて承諾を頂き、ボードに掲示(b.の地図にしるしを入れておきのちに必ず回収する)。
B4サイズ縦に使用(詳細は下記サイトご参考ください) 等
※ガムテープはあとがつくので、養生テープか画鋲で。
※今回に限ってかわかりませんが、いたずら電話は1本もありませんでした。
ポスターは、聞き込みしてると、結構子供とお母さんが一緒に探してくれてるケースもありそうだったので、子供でも読めるようにルビを振ったものを作成しました。



d.時間割
<発見まで>
平日4時〜7時・19時〜24時、決めたエリアをつぶすかの如く散策・ポスティング
※散歩途中の飼い主さんにも渡す
平日18時〜19時 訪問ビラ配り
休日 おもに訪問ビラくばり・ポスティング

<発見後>
発見先のお宅正面に張り込み(事前に警察に事情を話し、夜何時〜何時まで張り込む旨連絡しておく→周囲のお宅、マンションにはポスターと一緒に事情警察に届け済旨を書いた手紙を投函)→張り込みと分かるように黄色のコーン(ビルトイレなどでみかける”清掃中”とかいてあるもの)をホームセンターで購入し、ポスターを張ったものをたてかけ、横に座っていた。

e.ケージ
1)柴犬用、たためるケージ(犬猫病院等で貸し出しています)。
購入理由は「病院の臭いがしない」「他の動物の臭いがしない」。ケージには人工石タイルをしきつめ(ホームセンターで購入)、しきつめた両脇には、定住していたお宅の庭石をお借りして中にいれたり置いたりしました。(なるべくケージが庭に同化するように)

2)置き方:
[1]、1週間ただおいておく(ドアは開けたまま100均結束バンドで固定)
[2]、その後、ケージにご飯を入れておく(お水は外におかないとケージの中だとこぼれたりします)
[3]、[2]で食べてくれたら、ご飯を入れる皿をヨーグルトの蓋に変え、入り口一番手前におく
[4]、[3]で食べてくれたら、皿を置く場所をもう少し奥にする(真ん中より奥にいれない)
[5]、[4]で食べていくうちに舌で皿の上のごはんをおすため、なめると皿が奥に移動し本人もはいっていく
[6]、[5]を数日くりかえしたところで、檻のドアをしめる。(けっしてあせらずチャンスは1回しかないと思ってやりました)

捕獲したら、旅行スーツケース用ベルトで十字にしばり、上にタオルケットをかけ、そのまま車に乗せました。興奮しておしっこをもらすので、車に乗せる際はペットシート等を用意したほうがよいかと思います。そのまま獣医さんへ(ヘルスチェック)


■新聞や媒体を利用

1)新聞折り込み
 ・朝日新聞:1000部
 ・読売新聞:600部
 ・毎日新聞:400部

2)ラジオ
 ・インターFMの『ペットなんでも情報局PetJam』での情報提供呼び掛け

3)インターネット掲示板
 ・地域のコミュニティへの書き込み
 ・猫探し掲示板への書き込み

【捜索中に気がついたこと】

迷子になった地域でのポスティングは、チラシを数を配るのではなく、猫を見かけなかったかという情報収集も兼ねて、一軒一軒声をかけてチラシを入れたことで目撃発見に繋がりました。
その中で、いろいろ気づきもありました。

例えば、ペットを飼ってる人は相当親身になって聞いてくれて、かなりの高確率で玄関先まで出てきて話を聞いてくれます。一方、当然ながら猫に興味がない人には、まったく響かない。ただ意外だったのは、猫嫌いの人たちが結構な情報源になってくれたことです。

「毎晩ね、あの辺りで猫に餌やってるお婆ちゃんがいるのよ。」とかいう情報は、こっそり餌をあげている猫派ではなく、それを見咎めては苦情を申し立てるアンチ猫派から寄せられたものが参考になりました。

また、ポスティングで家を回っていくと、「ああ、張り紙見たよ」とか「折り込み広告入ってたね、冷蔵庫に貼っておくよ」とか言ってくれる方々がいました。声を一軒一軒かけて回ったことで、相手の顔が見えることでより気にかけてくだるようになりました。
連絡先として、ポスターに携帯電話番号とメールアドレスを記載をしていましたが、猫を見かけたからと知らない人に電話をするのは案外ハードルが高いように思いました。

ともあれ、特定エリアに集中して出没の目撃情報が寄せられるようになり、根城にしていたお宅の庭で毎夜餌付を行うことに成功し、檻に誘い込んで捕獲に成功しました。

皆さまの迷い猫ちゃんたちが、一日も早くお家へ帰れるよう祈念しております。

〔飼い主さんの了解の上頂いたメールを公開しています。〕

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜10月28日:オンライン
★10月25日:大阪府大阪市
★10月25日:東京都品川区
★10月25日-26日:長野県下高井郡
★10月25日,26日:神奈川県藤沢市
★10月25日:栃木県栃木市,10月26日:新潟県新潟市,福井県美浜町,島根県出雲市
★10月25日-11月16日:愛知県名古屋市
★10月26日:東京都墨田区
★10月26日:埼玉県秩父郡
★11月1日-3日:大阪府大阪市
★11月2日:島根県松江市
★11月2日:北海道札幌市
★11月7日:ハイブリッド(東京都千代田区&オンライン)
★11月8日:愛知県犬山市
★11月8日:東京都豊島区
★11月8日:栃木県さくら市,福井県美浜町
★11月8日:北海道雨竜郡
★11月8日:石川県金沢市
★11月9日:大阪府大阪市
★11月9日,12月14日:東京都豊島区
★11月10日-25日:オンライン
★11月12日-19日日:大阪府大阪市
★11月14日-16日:大阪府大阪市
★11月15日:東京都台東区
★11月15日:新潟県愛知県瀬戸市,11月16日:福井県福井市,静岡県三島市,岐阜県各務原市,宮崎県宮崎市:新潟県小千谷市
★11月22日-23日:大阪府大阪市
★11月22日-24日:東京都武蔵野市
★11月22日:東京都千代田区,11月23日:栃木県大田原市,島根県出雲市,11月24日:滋賀県大津市
★11月23日:東京都渋谷区
★11月29日:福井県若狭町,11月30日:東京都千代田区
★12月7日:兵庫県神戸市
★12月21日:オンライン
★2026年1月10日-12日:神奈川県横浜市
★12月6日:栃木県真岡市,東京都千代田区,12月7日:兵庫県明石市,島根県松江市
★12月7日:神奈川県鎌倉市
★12月13日:東京都千代田区
★12月14日:神奈川県足柄下郡
★12月20日:千葉県松戸市,愛知県名古屋市,岐阜県各務原市,12月21日:栃木県宇都宮市
★12月28日:島根県出雲市
★2026年3月14日-15日:東京都世田谷区
★2026年5月10日:神奈川県藤沢市

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆獣医師広報板よくある質問(FAQ)

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー
2025年9月のBest
  1. 動物愛護団体の恫喝と嫌がらせ(202)
  2. SFTS井戸端会議(185)
  3. SNSへのペットの亡骸写真のアップは是か非か(153)
  4. 大阪万博ペット同伴絶対反対(92)
  5. 動物を飼うのは本人の幸せの為で、動物愛護の為ではない(78)
  6. 科学的検証無しに憎しみを煽る典型的な動物愛護ニュース(78)
  7. 動物保護活動のビジネス化(74)

◆ポスターを自由にご利用ください
−−−人畜共通感染症−−−
★猫を外出させないように!!
外には怖いマダニがいて、猫だけでなく病気(SFTS)を持ち帰れば人も感染し、著しく健康を害します。

★瀕死状態の野外猫保護に注意!!
SFTS(マダニを介して感染するウイルスによる感染症、重症熱性血小板減少症候群)に注意

New!★野外猫の診察・治療・避妊去勢手術は停止しております。
野外猫はダニが介在するウイルス病(SFTS)に感染していることがあり、保護に関わった人や治療関わった獣医師の健康を著しく損なっているケースがあるからです。

−−−動物愛護−−−
★猫の多頭飼い崩壊予防啓蒙ポスター
猫は飼っても産ませるな。

★終生飼育啓蒙ポスター
ペットを一生責任持って飼えるか、飼う前によく考えましょう。
−−−動物病院向け(1)−−−
★動物病院での暴力・暴言・迷惑行為禁止ポスター
動物病院での飼い主さんによる暴力・暴言・迷惑行為は診療を継続することが出来ません。

★院内会話は録音しております
動物病院内のスタッフと飼い主様との会話は録音し、記録のために保存し、診療向上に繋げてまいります。
事前にご理解・ご承知ください。

New!★動物病院スタッフの撮影、SNSなどネットへの掲載と禁止します

病院スタッフも肖像権がありますので、ご注意ください。

−−−動物病院向け(2)−−−
New!★当院は町の動物病院・総合医療を担っています。
いわゆる1次診療で、何でも診療させていただきますが、専門医療が必要な場合は適切な治療ができる病院を紹介させていただきます。
まずは何でもご相談を。

New!★当院はハイテク・先進医療を導入しております。
常に高度な先進医療機器を揃え、スタッフは学会やセミナーに出席して見識を更新し、最新の獣医医療を提供できるように努めております。
そのため、診療費や手術費は一定水準の額となります。何卒、ご理解ください。
心配な方は事前にお気軽にご相談ください。

★当院はローコスト動物病院です
高価格の医療機械の導入をせずにコストを抑え、その経費を一般診療費や避妊去勢手術、各種予防行為の料金に反映させております。
高度医療を要望される飼い主さんには、適切な動物病院を紹介させていただきますので、お申し出ください。

◆PC版コンテンツ利用数Best(2025年9月期)
  1. 管理人の独り言(10,111)
  2. 猫のカロリー計算(8,053)
  3. 動物よくある相談(4,658)
  4. 広報板カフェ(2,777)
  5. 犬のカロリー計算(1,869)
  6. 迷子動物、保護動物掲示板(1,610)
  7. ペット動物獣医師セミナーイベント情報(850)
コンテンツ別アクセス数

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2025 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。