獣医師広報板トップページ獣医師広報板管理人の独り言メニュー安楽死の方法は動物病院と動物管理センターでは異なる
獣医師広報板のキャラクター:ココロちゃん安楽死の方法は動物病院と動物管理センターでは異なる
2022年10月10日:ムクムク(川村幸治)
◆「獣医師広報板管理人の独り言」利用についての注意事項
★本文記事は獣医師広報板管理人ムクムク(川村幸治)の今日の気分を文字にした物です。
★あくまでもfacebookに書いた独り言なので、どなたかとディスカッションする気持ちはありません。何らかの形でメッセージを送られても返事はいたしません。
★記載されている記事は自己責任でご利用ください。
◆こどもあんぜんサイト宣言◆
こどもあんぜんサイト宣言

元発言(facebook) いいね:99人,コメント:3件,シェア:0件(クリック)
獣医師の安楽死の方法に、いわゆる麻酔をかけて意識を消失 させ、その後死に至る薬剤を投与すればいいという意見があった。
確かに開業獣医師は、何種類かの麻酔法や静脈確保になれている。
ただ問題は、まだ目が開いていない子猫やかみ癖のある大型犬の殺処分をどうするかなのです。
というのは、動物管理の現場ではそのような動物に対して殺処分を行うから。
目が開いていない子猫では、腹腔内注射がしやすい。
また、かみ癖のある大型犬をかなりの力持ちが保定して静脈注射したとして、その動物は恐怖で大暴れするだろう。(これを安楽死というのは難しい)
これなども腹腔内注射か、事前に睡眠薬投与による意識を消失後、死にいたる処置が適切だと思う。
町の開業医はいわゆる麻酔をかけて意識を消失 させ、その後死に至る薬剤を投与するのは有効だと思う。
動物管理の現場は同じことは出来ないので、注射であるならば基本腹腔内注射が中心になると思う。
その場合、入手出来なくなったペントバルビタールの代替えとして、セコバルビタールに期待しています。

元発言(facebook) いいね:107人,コメント:2件,シェア:0件(クリック)
昨日、動物管理上の安楽死と動物病院の安楽死は少し違うと書きましたが、その理由をもう少し説明しておきます。
一言で言えば、動物の体格や元気さが違うと言えるかもしれません。
動物病院では、治療困難動物や、明らかにコントロール出来ない苦痛を訴えている動物が安楽死の対象になります。
このような動物は元気がありませんし、大きさが小型犬の成犬から大型犬の成犬程度、中心は猫や小型犬となります。
このような動物に麻酔は容易だし、血管確保も容易です。
麻酔をかけておいて死にいたる処置も容易です。
動物管理センターなどでは、一番多いケースは目も空かないような子猫。
この場合は、血管確保は容易ではありません。
腹腔内注射が適切だと思いますし、腹腔内注射を前提とした薬剤が適切でしょう。
また、咬傷事件をおこした大型犬も想定されますが、これを力づくで押さえ込んで静脈確保して麻酔を施すのは、私は安楽死とは思えない。
犬は恐怖で大暴れするからです。
この場合は、事前に睡眠薬投与するとかの方法も採れますし、麻酔銃や吹き矢による麻酔も使えるでしょう。
このように、一言で安楽死と言っても、動物病院と動物管理センターではケースが違う。
おのずとして、方法も違う。
感情的に同じ方法を全てのケースに適応するのではなく、動物に恐怖を与えにくく、担当する術者の安全を前提とした方法がとらられべきで、そういう意味では動物管理センターでの安楽死は現場に即した方法であり、外野の感情論は排除すべきモノだと考えています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。


男鹿水族館GAO
ホッキョクグマ豪太君です。
拡大画像
画像募集中!!(無料)
画像集

◆新型コロナ関係外部リンク

◆PC版コンテンツ利用数ベスト7(2023年2月期)
  1. トップページ(19,214)
  2. 管理人の独り言(9,856)
  3. 猫のカロリー計算(8,328)
  4. 動物よくある相談(6,117)
  5. 犬のカロリー計算(5,888)
  6. ペット動物譲渡会イベント集(3,087)
  7. 迷子動物、保護動物掲示板(2,997)
  8. 広報板カフェ(1,490)
  9. ペット動物獣医師セミナー(1,279)
コンテンツ別アクセス数

◆獣医師広報板管理人の独り言
利用上の注意事項&メニュー

◆獣医師広報板からのお願い
獣医師広報板をご利用、本当にありがとうございます。
獣医師広報板は個人サイトですが、その運営はボランティアスタッフが担い、運営資金はサポーターの応援に頼っています。
獣医師広報板は多額の累積赤字を計上しております。
サポーターは企業でも個人でも結構です。
ぜひ、獣医師広報板をサポーターとして応援ください。

◆電子図書
電子図書「"犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍」は、2022年2月23日より第四版になっております。
新しいエピソードも追加され、データーも更新されています。
第一版、第二版、第三版を読まれた方も、是非第四版をお読みください。
犬と麻薬のはなし−麻薬探知犬の活躍−第四版2022/02/23公開

◆獣医師広報板の主張
★猫は飼っても産ませるな。
猫の多頭飼い崩壊予防啓蒙ポスター(pdfファイル)
★ペットを一生責任持って飼えるか、飼う前によく考えましょう。
終生飼育啓蒙ポスター(pdfファイル)

◆一般市民向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー
★毎週土曜日午後1時〜4時
ペットロスホットライン
ペットロスホットラインは、今のお気持ちをお聴きする電話です。
★WEB講座
★〜3月30日:東京都港区
★〜3月31日:オンライン
★〜4月9日:福岡県福岡市
★〜4月20日
★3月30日-4月4日:東京都江東区
★4月1日-16日:東京都調布市
★4月6日:オンライン&愛知県長久手市
★4月8日:オンライン
★4月8日:東京都練馬区
★4月8日:オンライン
★4月8日,9日:山梨県中巨摩郡
★4月10日-:オンライン
★4月14日-23日:大阪府大阪市
★4月16日:オンライン
★4月19日開講:オンライン:東京都江東区
★4月19日:東京都港区
★4月22日:神奈川県横浜市
★4月22日:千葉県四街道市
★4月23日:栃木県那須郡
★4月24日-5月8日:オンライン
★4月27日:オンライン
★5月3日-4日:大阪府大阪市
★5月3日-5日:千葉県千葉市
★5月20日:インターネット
★6月4日:東京都豊島区
★6月16日-18日:大阪府大阪市
★6月18日:千葉県松戸市
★7月15日-17日:愛知県名古屋市
★10月14日,15日:長崎県諫早市および雲仙市&オンライン

セミナー・イベント情報はメールにて広報内容を送ってください。(掲載無料)

◆ペット動物譲渡会イベント集

◆ペット動物獣医師&動物看護師向けの動物に関するセミナー・イベント
利用上の注意事項&メニュー

◆経済動物獣医師向けのセミナー・イベント

◆公衆衛生獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆実験動物獣医師獣医師向けのセミナー・イベント

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2023 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。